
【ガスの引っ越し】引っ越し時のガス料金の日割り計算方法を伝授!
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引っ越し時にはガスの解約手続きが必要
引越しをする際には、ガス会社に連絡して契約解除の手続きをおこなう必要があります。なかには誤った認識として、自分で住居のガスの元栓を閉めれば解約終了という解釈もみられますので、注意が必要です。
料金の締め日以外に引っ越した場合のガス料金
一般的にガスの利用料金は、月々の基本料金に加え、1㎥あたりのガス使用量にかかる従量料金を合算して算出されます。通常であれば毎月の締め日に、このように算出された金額が請求されることになります。
ただし、引越しにより締め日前に退居する場合にはこの方法が当てはまらないので、請求金額が分からないという方もいると思われます。そこで、ここではガス料金の日割り計算の仕方について説明していきます。
日割り計算の条件について
ガスの日割り計算が適応されるには、退去日が前回の検針日の翌日から数えて24日以下という条件があります。そのほか、新規にガスの利用を開始した日から、退去日までの期間が29日以下の場合でも日割り計算は適応されます。
最初に1カ月のガス使用量を換算する
日割り計算においては、まず最初に、1カ月のガス使用量の換算から始めます。この換算の仕方は、実際に使用したガスの量を使用日数で割り、その値に30を掛ける計算となります。たとえば、実際のガス使用量が10㎥で、その使用期間が5日間だった場合は、【(10㎥÷5日)×30=60㎥】となり、60㎥が換算された使用量となります。
1カ月の換算量をもとに、適用される料金プランを決定
次に、上記により換算された1カ月のガス使用量から、どの基本料金プランが適用されるのかを調べます。たとえば、大阪ガスの場合では、1ヶ月のガス使用量60㎥に対して、C料金が適用されます。ちなみに、C料金の基本料金は1,606円、ガスの単位料金は1㎥あたり136.58円です。
基本料金の日割り計算 (A)
料金プランを決定したら、まずは基本料金の日割り金額を算出します。先の例でみてみると、C料金の基本料金は1,606円、使用日数は5日間なので、【1,606円×5日÷30=267.66円】という計算式で、基本料金の日割り金額が算出できます。
従量料金の計算 (B)
今度はガスの使用量に伴う、従量料金の計算をおこないます。これも先の例で計算すると、実際に使用したガスの量10㎥に、C料金の単位料金136.58円を掛けて、【10㎥×136.58円=1365.8円】となります。
日割りした基本料金 (A)と従量料金 (B)を合計する
最後に、先の基本料金 (A)および従量料金 (B)の金額を合算することで、請求される日割り計算後のガス料金が算出できます。すなわち上述の例では、【267.66円 (A)+1365.8円 (B)=1633.46円】の計算式に基づき、請求されるのは1,633円となります。
以上が日割り計算が適応された場合のガス料金の計算方法となります、もし不明点がある場合は、契約しているガス会社に問い合わせるのがよいでしょう。