交通量の多い地区にも注目！電気自動車をお持ちの方へお引越しの際のアドバイス
近年、電気自動車についての情報を目にする機会が増えてきました。すでに電気自動車を購入された方もいるのではないでしょうか？そんな方の中でも、お引越しを検討されている方へ便利な情報をまとめました。
この記事はこんな方へオススメです！
- 新居を決定するにあたって、暮らしやすい地域を把握したい、あるいはリサーチ方法を知りたい方
- 引越し後の住居に充電設備を導入するにあたって注意することを知りたい方
このページの目次
新居を決めるならここに注目！
地域を管轄する自治体が補助金を出している
政府は電気自動車の普及目標を掲げており、普及のための補助金を交付しています。電気自動車の購入にあたり、このような補助金を利用された方も多いのではないでしょうか？また、電気自動車の利用にあたっては充電設備が必要となりますが、充電設備に関しても補助金が交付されています。引越し後、新居への充電設備の導入を検討する機会も出てくるでしょう。現在の時点で補助金を交付している自治体の新居へ引越しておけば、導入完了までの流れがよりスムーズになるでしょう。
個人でリサーチを行う方法
新居が所在する都道府県に関して、補助金制度を調べたい場合は環境省の補助制度に関する資料がわかりやすいです。他の都道府県の制度もついでに調べられるので、比較しながら考察もできて便利です。
補助制度（平成27年度）
https://www.env.go.jp/air/car/lev/sup.html
また、地域の充電設備の位置を調べたいならば、Googleなどの検索サイトで「EV充電スタンド」または「EV充電スポット」と入力して検索しましょう。検索サイトで得られる情報は、あくまで現在の時点でのスタンドの位置なので、引越し先を決定するにあたっては将来的に配備される場所を知りたいところです。
日本で電気自動車を販売しているメーカーは大手の有名メーカーが多く、購入店に引越しを連絡するとアフターサービスとして引越し先の営業店を紹介してくれます。こういったメーカーの営業店の相談窓口で事情を話し、可能な範囲で情報を教えてもらえないか頼めば、まだネットに反映されていないようなスタンドの位置に関する最新情報も教えてくれるかもしれません。
人口の多い地区と合わせて、交通量の多い地区へも注目
現状、充電スタンドは人口の多い地区や、国道など交通量の多い場所へ多く配備されています。新型コロナウイルスの感染拡大で、政府の再優先課題はウイルス対策になったとはいえ、電気自動車は近年ますます注目を集めている環境問題とも関係しています。政府の普及目標を考えると、自動車の利用者が多く居住する自治体は、充電設備をより多く配備していく可能性が高いです。
また、新聞などの各種のメディアの報道を見ても、今後の日本は都市部より郊外へ、さらに地方へ移住する動きも出てくるかもしれません。行政側が充電スタンドを最適な配置になるように工夫している状況も合わせて考えると、人口の多い地区に注目するというより、むしろインフラとしての道路の交通量に注目して引越し先を決めたほうがよいのかもしれません。
（参考）
電気自動車用急速充電器の利便性の向上等に関する調査結果報告書 p94
https://www.soumu.go.jp/main_content/000617225.pdf
車検や修理も考えると営業店・ディーラー店の近く
電気自動車の整備にあたっては専用の国家資格は存在しませんが、整備士は電気系統に関した特別教育を受ける必要があります。メーカーの営業店やディーラー店であれば、そのような教育を受けた整備士も常駐しているようですので、車検などはそちらに依頼するのが無難とされています。
メーカーの営業店やディーラー店は充電スタンドと似て、人口の多い地区や交通量の多い道路の沿線に出店する傾向があります。電気自動車の場合、部品によっては購入したメーカーから取り寄せないといけないかもしれません。そうなると、新居の近くに営業店があれば便利ですね。
新居へ充電設備を導入するなら、引越し前から業者さんと打合わせ
新居に充電設備を設ける場合は、電気工事を行う業者さんへ依頼することとなります。その際、電気契約のアンペア数を上げる手続きが必要になるかもしれません。引越しの際、電気関連のお手続きはできるだけ早めに済ませていくのが鉄則です。例えば、新居に移った当日にアンペア数を上げるべきだと気づいて電力会社へ連絡しても、連絡した当日に上げるとなると難しくなります。電力に関する契約上の変更事項については、基本的に契約者本人が連絡することになるので、できるだけ早めにお手続きを済ませましょう。
賃貸物件の場合は、貸主さんとも打ち合わせをして原状回復の際のことも見据えながら導入のスケジュールを検討しておけば、将来的に再び転居を行う場合が出てきても各種の手続きをスムーズに行っていくことができます。
記事のまとめ
本文をまとめると以下のようになります。
- ・補助金を交付中の自治体に注目
- ・人口の多い地区と、交通量の多い地区をチェック
- ・新居へ充電設備を導入するなら、引越し前に家屋のアンペア数が十分かチェック
新居を決めるにあたっては、充電スタンドや営業店の位置をチェックするのが基本となるでしょう。記事で紹介した方法以外にも、情報の集め方はさまざまなものがあると思います。ご自身で工夫しつつ情報を集め、快適な生活を送ることができるエリアを発見してください。
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