
お引越し時の照明器具取り外し、取りつけの注意点
「まだ見積もりをとってもらっていないけど、照明器具を自分で取り外して梱包したら割安になるかな?」など、引越し業者を利用する方の中には、こんなことを思っている方もいるのではないでしょうか?照明器具の量によってはご自身で梱包することで費用の節約につながるかもしれません。
引越し料金がどのように設定されているのか知っておくと、時間を効率的に使ったり、費用の節約につながったりしてお得です。この記事では、引越し料金の仕組みをご紹介するとともに、ご自身で照明器具の取り外しを行いたいと思っている方へ、手順についての説明を行いたいと思います。
このページの目次
ポイントは料金の仕組みと、複数の業者への見積り依頼
引越し料金のしくみ
引越し業者は国土交通省が定める「標準引越運送約款」に沿って料金決定を行っており、この約款に沿った適正価格となるように料金の調整をしています。
- 引越し時期や曜日【繁忙期or過疎期?、土日or平日?】
- 運賃【運搬先への距離・かかる時間】
- 実費【作業員の人数、資材の料金、(使用する場合は)高速道路の利用料】
- オプション費用【エアコンの取り外しや取り付けなど】
この中で2や4は調整が難しいでしょう。1もできれば動かせるとお得ですが、やはりスケジュールに余裕がないと難しくなります。よって最も調整しやすいのは3となります。作業員の人数や資材(梱包にあたってのダンボールの準備費用)に関しては、ご自身が時間を割くなどして工夫することでどんどん節約していくことが可能となります。
例えば、自分で器具の取り外しから梱包を行うのであれば、見積り担当の方へ作業員を1人減らせるかどうか相談をしてみるということが考えられます。また、自分でダンボールを入手することで資材費を減らせないか相談するということも考えられますね。
複数の引越し業者へ見積もりを依頼してみましょう
料金のしくみをチェックし、ご自身が作業をするのか検討したら、引越し業者へ見積もりの連絡をしましょう。見積もりにあたっては、スケジュールに余裕があれば複数の業者へ見積もりをとってもらうのもいいです。ご自身にとってもっとも納得のゆく業者と契約を結びましょう。
- 器具の取り外しや取り付けの有料・無料は業者によってちがう
- ご自身で作業する場合は事故についても考慮
ご自身で器具の取り外し・取り付けを検討する場合は、こういった点についても考慮するといいでしょう。
取り外しも作業内容によっては資格が必要となります
ここからは、ご自身で照明器具の取り外しなどを行う方へ向け、手順や方法を説明します。実は電気に関した作業は、簡単なものを除いて電気工事士の資格を取得していないと行ってはいけないことと法律で決まっています。そのため、無資格の方の行える作業は以下などに限定されます。
- 電球の取り外し・取り付け
- エアコンの取り外し・取り付け
なかでも代表的な照明器具としては以下となるので、これらに関して手順を説明したいと思います。
- 直線型蛍光灯
- ダウンライト
- シーリングライト
脚立などの足場を準備し、感電を避けるために電気のスイッチを切ってから作業を始めましょう。
直線型蛍光灯
- 90度回転させて外すもの
- 電池のように片方に押して外すもの
蛍光灯は何種類かタイプがあり蛍光灯だけでなくグローランプも取り外しましょう。
ダウンライト
ダウンライトは以下の2種類が一般的です。一体型の場合は引越し業者などへ取り外しを依頼しましょう。
- 交換型(ユニット部分に2か所突起部分がある)
- 一体型
交換型であれば、まずは突起部分を押しながらユニット部分を回転させて取り外します。それから、接続部のコードを抜いて本体を取り外します。
シーリングライト
シーリングライトは以下の順番で取り外しを行います。
- カバー
- コネクタ
- 照明器具
- アダプター
上記の中でも事故を避けるために、3の照明器具の取り外しに注意しましょう。まずは、カバーを回転させて外します。カバーを外したら、中央のアダプターと照明器具がコネクタで接続されていることを確認できるので、コネクタを抜きましょう。
照明器具を外す際は少々コツが要ります。アダプターにあるレバーを左右に開けば器具が取り外せますが、手で支えていないと器具が落下してしまいます。親指以外の指で照明器具を支えながら、親指でアダプターを左右に開きましょう。最後に、側面のボタンを押しながら回転させてアダプターを取り外し、終了となります。
まとめ
結局、引越しにあたり家庭で行えるような作業は、電気工事士の資格を持つ方以外は電球の取り外しなどの簡単な作業しかできません。作業は簡単ですが、足場から転落したり照明を誤って落としたりして室内に傷がつくというリスクも考えられます。照明器具の量が少ない場合は無料にしてもらえる可能性も高いですし、ご自身で作業をするとなるとどちらかというとデメリットが大きくなるのではないでしょうか?
逆に量が多いのであれば、ご自身で取り外しから梱包を行うことにより、作業員を減らすことで費用の節約につながります。そう考えると、こちらはメリットが大きくなってきます。取り外しの作業そのものを意識するよりも、その前の見積もりの段階をじっくり考察したほうがいいかもしれませんね。
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