【引越し】ガスの切替えやガス会社を変更したら支払期限や延滞利息も変わるの?支払期限を過ぎてしまったときはどうなる?
引越しに伴うガスの切替えや、ガスが自由化されたことで、引越しを機にガス会社を変更する方もいると思います。
では、ガス会社を変更した場合、支払期限や延滞利息などは変わるのでしょうか?またガス料金の支払期限を過ぎてしまったとき、料金やガスの供給はどのようになるのでしょうか?
今回はガスの切替えやガス会社変更による支払期限について、詳しくご紹介いたします。
引越しではガスのほかにも、電気や水道、インターネット契約など、サービスの切替えの数だけ支払期限の数もあります。そのため、忙しい引越しの最中では、後回しになったり、そもそも忘れてしまったりすることも。
これまでガス料金の支払期限について、あまり気にしていなかった人も、ぜひこの記事を参考にしてみましょう。
このページの目次
ガスの支払期限は変わるの?
大手都市ガス会社は、原則としてガスの支払期限は同じです。そのため東京ガス→大阪ガスなどのように、大手都市ガス会社同士での変更の場合は、支払期限は変わりません。
大手都市ガス会社は、ガスの検針日の翌日から30日以内を支払期限としています。ただし、支払期限日が土日祝日、年末年始は、その直後の平日を支払期限日としています。
ガス小売事業者の場合、会社によって異なりますが、その多くは都市ガス会社と同じく、ガス検針日の翌日から30日以内を支払期限日としています。念のため、ガス小売事業者と契約した場合は、支払期限について確認しておきましょう。
ガス料金の支払期限日については、公式サイトや会員ページ、契約書などに記載されています。
ガスの支払期限を超えるとどうなるの?
急にガスが停められることはない
ガス料金の支払期限を過ぎてしまったからといって、無予告で急にガスの供給が停められてしまうことはありません。支払期限を過ぎても、多くの場合は支払いが可能です。支払期限を過ぎていることに気づき次第、早めに支払いや入金を済ませましょう。
支払期限内にガス料金の支払いが確認されなかった場合、ガス会社から「再請求書」が送付されます。また、振込用紙を紛失してしまった場合も、再発行が可能です。ガス会社に連絡をして振込用紙を送付してもらいましょう。
延滞利息が発生する
多くのガス会社では、支払期限を超えて10日までは、延滞利息が発生しないので、支払期限日までのガス料金と同じ金額で支払うことが可能です。言い換えれば、ガス検針日の翌日から40日以内であれば、延滞金は発生しないということです。
しかし、支払期限から10日を超えると、支払期限の経過日数に応じて年利10%(1日あたり0.0274%)の延滞利息が発生します。なお、延滞利息は消費税の課税対象外となります。
仮に、ガス料金の支払い額が3,000円(税抜)を、1か月支払わなかった場合の延滞利息は
3,000円(税抜ガス料金)×0.0274%(利率)×30(経過日数)=約24円(1円未満切り捨て)
となり、ガス料金に合算して支払わなければなりません。注意したい点として、経過日数は支払期限を過ぎた30日目以降からの日数であり、延滞利息が発生した日以降ではないことです。
そのため、延滞利息が発生する31日目の時点で、計算上の経過日数は11日ということになります。
支払期限を過ぎても10日以内であれば、延滞利息が発生しないからといって後回しにすることは避けましょう。振込用紙を郵送してもらう間に延滞利息が発生してしまったり、何らかの事情で入金できなかったりするかもしれません。
そのため支払期限が過ぎていることに気づいたら、早めの支払いを心がけましょう。
ガスが停められてしまうケース
ガスの支払期限を50日超えても、ガス料金が支払われない場合は、ガス会社から「供給停止予告」の通知が郵送されます。
供給停止予告には最終支払期限が記載されており、最終支払期限までに支払いがされなかった場合は、ガスの供給が停止します。その際には「供給停止通知」が送付されます。
ガス料金の未納による供給停止の場合、供給再開するための手続きが必要になり、数日間はガスが利用できない事態に陥ります。
延滞利息を合算した未納分のガス料金の支払い、ガス再開の申し込み、そしてガス開栓の立ち会いをしなければ、供給を再開することはできません。
ガスの供給が停止されないよう、ガス料金の支払期限には十分な注意が必要です。
支払期限を過ぎないためには
支払方法を見直す
ガス料金の支払い方法を、コンビニや郵便局の振込用紙による支払いにしている場合は、口座振替やクレジットカード支払い、またはPaypayやLINEPayなどのスマホアプリ決済に変更してみましょう。
口座振替やクレジットカード支払いでは、口座に残高があることが前提となりますが、わざわざコンビニや郵便局に行く必要がなく、自動的に引き落とされるので、支払い忘れが発生しません。
支払いを一本化する
生活費としてガスや電気、水道などのライフラインに加え、スマホや家賃、ネットショッピングなど、引越しで忙しい日々にその全ての支払期限を把握することは難しいです。
そこで支払いを一本化することで、支払期限日の分散を防ぎ、支払い忘れを防ぐことができます。口座振替やクレジットカードを上手に利用すれば、支払期限日を過ぎることはないでしょう。
公式サイトやアプリを活用する
ガス会社が提供する公式サイトのマイページには、毎月のガス料金の支払期限や翌月の検針日が記載されています。またガス会社の公式アプリでも同様の機能があります。
特に公式アプリによっては、使用料や料金などのお知らせをプッシュ通知で受け取ることもできるので便利です。公式サイトやアプリで支払期限を確認し、手帳やスケジュールアプリに記録しておくこともオススメです。
【まとめ】
今回は、引越しに伴うガスの切替えや、引越しを機にガス会社を変更した際の、支払期限についてご紹介しました。ガスの支払期限を、ガスの検針日の翌日から30日以内としているガス会社は多いので、ガス会社を変更しても、支払期限が大きく変わることはありません。
しかし、延滞利息や再請求書の発行などを含め、念のため確認しておきましょう。ガスの支払期限を大きく過ぎてしまうと、最悪の場合ガスの供給が停められてしまうこともあります。
引越しでガスを切り替えた、ガス会社を変更した場合は支払期限を確認し、必ず期限内に支払いましょう。
当サイト引っ越しサポートNAVIでは引越しに伴うガスのお手続き(利用開始・停止)を「ガスの引越し手続き」からもお手続き可能です。インターネットはもちろん、お電話でのサポートもしておりますので、引越しに伴うご不明な点など、是非ご相談ください。