
【一人暮らしの方必見】一人暮らしにかかる年間のガス代を試算
統計データから見る年間の利用料金
総務省では一人暮らしの人が年間にどれぐらいのガス代がかかるのかという統計を出しており、2017年度では年間で36,956円、12ヶ月で換算するとひと月あたり3,079円です。しかし年々、地球温暖化などで気温が上昇し、夏は酷暑、冬は都心部でも雪が積もることも珍しくありません。
夏の暑さ対策にシャワーをたびたび利用したり、冬の暖房で暖房機器を多く使ったりするようになった昨今、年間の利用料金はさらに上がってきていると言えます。
生活のスタイルによっても金額が変わる
一人暮らしなので食事はほとんど外食やコンビニ弁当という人は、自炊をする人に比べれば使用料金は当然ながら下がります。毎日シャワーだけで済ませる人もいれば、湯船にお湯を張って入浴するという人もいるでしょう。 \給湯器でお湯をどんどん足せば足すほど料金は上がりますので、お風呂も自炊のためのコンロもどれだけ利用するかによって変わってくるのです。
一般的には冬場の方が高くなり、平均すると冬が4,155円ほどで夏が2,408円ほどになります。また賃貸物件に入っている人は、その物件が都市ガスとプロパンガスの2種類のうちどちらのタイプを使用しているかによって大きく年間費用が変わってくることを知っておく必要があります。
料金が高くなるのはどちらか
都市ガスとプロパンガスでは一般的に前者の方が安く、後者の方が高くなります。東京都内で都市ガスを利用している20㎥から80㎥の賃貸物件の料金は1,036.80円で、プロパンガスはこれより約1,000円から2,000円程値上がりします。自炊する場合、コンロの数が1つか2つかによっても変わってきますが、住んでいる地域がどちらに対応しているかも大きく関係して来るのです。
これらをもとに年間使用量を1ヶ月あたりで試算すると、都市ガスなら12ヶ月分で約19,800円、プロパンガスなら12ヶ月分で約52,800円となります。これで見てもわかるように、プロパンガスの方が年間で33,000円も高くなっていることが一目瞭然です。
使い方で節約するしかない
安い方にしたいと思っても、条件が整わない地方などでは高いプロパンガスを使用するしかありません。そこで何とか一人暮らしの料金を低く抑えたいなら、使い方に注意するのも1つの方法です。
たとえばシャワーを出しっぱなしで使えば、湯船にお湯を張るのと変わらないくらいの使用量になってしまいます。
またお湯の温度設定を高くすることも一因で、熱いお湯が好きな人は勢い費用も上がります。自炊をするときもコンロの火が鍋からはみ出るような火力で調理すると、その分ガス代が余分にかかってしまいますので、常に火加減に注意することで節約が可能です。
1つの鍋で調理ができるようなメニューを考えたり、料金が上がる強火での調理を避けたりするよう心掛けましょう。そうすれば一人暮らしの年間使用料金が、試算金額よりも-随分変わってくるに違いありません。