電気契約は後からでもできる?
引っ越しのドタバタでついやってしまいがちなこと
初めての引越しでは、何をどうしていいか分からないまま作業することになり、ドタバタ続きでついつい忘れてしまうことが出てきます。引っ越し先での電力の使用手続きも忘れがちなことの一つです。引越しが完了した後で電気が使えないことに気が付いて、手続きのし忘れに気付くということは珍しくありません。
引越しした後から契約しても大丈夫というお考えの方もいらっしゃいますが、この考えは近年通用しなくなってきています。その理由は電力メーターの種類が変わってきたことが大きな理由です。
ポイントはスマートメーターへの切り替えがされているかどうか
かつては検針員が毎月家々を回って電力メーターを確認し、検針票を入れていくことによって、月々の電気料金を把握し、支払いをする仕組みでした。
もし引越し先が従来の電力メーターを使っているのであれば、ドタバタの中で新規の契約を結ぶのを忘れていたとしても、とりあえず連絡を入れることで電気を供給してもらえます。この場合、後からの契約でも大丈夫です。
しかし、電力の利用量が電力会社へダイレクトに伝わるスマートメーターと呼ばれるタイプのメーターに切り替わっていた場合は、事前に使用契約をしておかないと、引っ越し先で電気が使えません。そのため、引っ越し先でどのような電力メーターが使われているかを事前に知っておくことが大事なのですが、手続きそのものを忘れてしまうくらいですから、電力メーターがどうなっているかまで頭が回らないでしょう。
従来の電力メーターならひとまずラッキー
電力メーターを見ても、従来型なのかスマートメーターなのかがよく分からないという場合には、とりあえずブレーカーを入れてみます。これで電気が点けば従来型ということになり、電力会社に連絡してひとまず先に電力の供給を受け、後から契約を結ぶことが可能です。
都会から比較的田舎への引越しであれば、手続きを忘れていたとしても助かる状況になる可能性は高いといえますが、逆の場合だとスマートメーターに代わっている可能性が高く、引っ越し当日に電力が使えない状態となってしまいます。
スマートメーターがますます普及していく中で、事前に申し込み手続きをしておく必要があると知っておくことが何より大事です。