いざ引っ越し!電気料金未納だけど、大丈夫?
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トラブルを改善して引っ越ししよう
学生さんや新社会人の方の中には、新生活に合わせて新たな土地に住まいを変えるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、公共料金などのお金の悩みを抱えている方も少なくないようです。
特に引っ越しシーズンには、これまで住んでいた住まいで使った電気料金を支払っていないけど、そのまま放置しまっても大丈夫なのだろうかと不安な気持ちを抱えている方も多いかもしれません。
何枚もの請求書が自宅に届いている方は、不安な気持ちを抱え、どのように対策すればよいのか悩んでいるという方も多いことでしょう。
なかには、引っ越しをしてしまえば料金を払う必要はないと思っている方もいるかもしれませんが、残念ながらクリアにすることは不可能です。
たとえ新しい住まいに住所を移したとしても請求書は、また届いてしまいます。
住まいを変える際には、新たに電力会社の手続きを行いますが、住まいや料金プランを変更したとしても滞納している使用料金をなかったことにすることはできないのです。
ですから、もし使用料金の未払いがあるなら、早急に支払うことが一番の解決策です。
料金を払わずにいるとどんなトラブルが起きるのか?
では、料金を支払わずに放置してしまうとどんなトラブルが発生してしまうのでしょうか。実は、料金が滞納したままになってしまうと新たに電力会社と手続きができなくなってしまう可能性があります。
現在、数多くの電力会社がありますが、手続きの際には過去の支払い状況を確認するところがほとんどです。
そのため、滞納したままだと契約することが難しくなってしまうこともあるので注意しなければいけません。
料金を支払わずに放置してしまうと、すぐに電気を止められてしまうのかといった不安もあるでしょう。
しかし、猶予期間が設けられています。
通常、支払い期限は2回設けられており、1回目の支払い期限は検針日の翌日から30日目までになります。さらに最終期限日は、検針日の翌日から50日目までになっているので注意しましょう。
また、支払い期限が過ぎてしまうと1日約0.03%の延滞金が発生します。思わぬトラブルに見舞われたくないという方や延滞金を支払いたくないという方は、早急に料金を支払ったほうがよさそうです。
住まいの形態によって違いがある
戸建て住宅とマンションやアパートでは、契約方法に違いがあることをご存知でしょうか。戸建て住宅の場合、個別で電力会社と契約します。
一方、マンションやアパートは、全ての部屋を一括で電力会社と契約することがほとんどです。
そのため、マンションやアパートの一世帯のみが料金が未納になっていたとしても個別に電気が止められてしまうということはありません。
とはいえ使用した料金は、やはり支払わなければいけません。
引っ越しを検討しているのであれば、気持ちよく新たな住まいで生活をスタートできるように早急に支払うことをおすすめします。
支払いが免除になる方法はあるの?
実は、未納している使用料金を支払わずに済む方法があります。それは、時効援用手続きという制度を利用することです。
電気料金には時効があり、支払いが止まってから2年が経過すると支払い義務がなくなります。
支払いがストップしてから2年が経過したあとにこの手続きを行うことで、支払い義務をなくすことができますが、この手続きは個人で行うには専門的な知識が必要です。
個人で時効援用手続きを行うのは非常に難しいため、弁護士に依頼するという方法も考えられますが、相談から依頼までの時間や莫大な弁護士費用がかかるという手間を考えるとあまり効率的とは言えません。
莫大な弁護士費用を払うよりも、早急に電力会社への支払いを済ませてしまった方が得策でしょう。
料金の支払いトラブルの悩みを抱えた方が増えていますが、なんの対策も行わなかったり、手続きに手間取ったりしていると、後々電力会社に裁判を起こされ差し押さえが実行されることも考えられます。
また、財産や給料などが差し押さえられてしまうだけでなく、延滞金を支払わなければいけないといった、想定していなかったリスクにも発展してしまいます。
偏った知識や悪知恵に頼らず、早急に支払いを済ますことを徹底しましょう。
新しい住まいに移る前に支払いを!
家電を使い過ぎてしまい思わぬ額の請求書が届いたものの、使用料金を支払っていないという方も少なくありません。
請求書を見て多額の料金を支払わなければならないとなると支払いが億劫になってしまう方や見なかったフリをしてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、これでは問題解決にはつながりません。
特に引っ越しを検討しているなら新たに電力会社の手続きを行う前に未払い金を支払うべきです。
未納期間が長くなればなるほど、どんどん延滞金は増えてしまいます。
現在、電気代を安くする方法はさまざまなものがあります。
もし、今利用している電力会社が高いと感じているなら、思い切って違う電力会社に変更することも対策法の一つです。
電力会社を変えただけで節約につながったという方もいるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。