【電気代節約】基本料金0円って本当?
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基本料金0円の電気を供給する電力会社とは
近年、電力自由化によって多くの新しい電力会社が設立されました。それにより料金プランが多様化され、消費者も選べる時代になってきています。その中でも今注目を集めているのが『基本料金0円』の電力会社です。
電気料金は基本料金(関西・中国・四国・沖縄電力は最低料金と呼ぶ)+従量料金単価×電気使用量+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金によって構成されています。
そして基本となる料金はアンペア数によって変化し、アンペア数が高くなると比例するように上がってしまうのです。
0円で提供されている電力会社は「Looopでんき」や「TOSMOでんき」、「あしたでんき」、「ソフトバンクでんき」などが挙げられます。余分な電気料金を抑えることができる可能性が高くなります。
注目の0円供給会社はどこ?
Looopでんき
沖縄と離島を除いた日本で展開されている中で一番注目されている電力会社が「Looopでんき」です。こちらは従量料金も一律となる電力となっており、解約金も特にかからないためお試しに利用してみる場合もおすすめです。
また、太陽光や風力、水力による地球に優しい自然のエネルギーを推奨されている点でも大きく信頼を寄せられている会社でもあります。
自然でんき
こちらはソフトバンクグループの会社であるSBパワー株式会社が運営されている電力です。従量料金がこちらも一律なのですがLooopでんきより割高になっています。
TOSMOでんき
こちらはLooopでんきと非常に似た内容となっており、従量料金が一律かつ沖縄と離島以外は網羅しているのは同じでお得な電力会社です。ただし契約の際に事務手数料、また解約の際に解約料がそれぞれ3,240円かかってしまうのがデメリットです。
あしたでんき
東京電力の子会社TRENDE株式会社が運営されている電力で、従量料金一律かつ北海道電力、沖縄、離島以外のエリアに供給されています。こちらの会社も解約金がかからないため、Looopでんきに酷似しておりお得な電力会社と言えるでしょう。
基本料金0円=節約できるわけではない
基本となる一定料金がなくなるだけでお得になるかと言えばそれは「NO」です。誰でもお得になるのであれば全員がそちらに流れてしまいます。つまりおすすめできる人、そうでない人がいるのです。
お得になる人はアンペア(=A)数が50A、60Aなど高いアンペア数で契約されている家庭で基本料金が高い方です。また、基本的に電気は3段階料金制が取られています。使用量が増える程料金が高くなる仕組みです。
つまり、使用量が多い家庭の場合、電力会社の3段階料金制によって料金がアップするため高額になり、その結果いつも使用量が多くなってしまいがちです。
第3段階料金で支払われている方は0円の電力会社への乗り換えを検討されると良いでしょう。一方、一人暮らしで普段から使用料が少ない方は第1段階料金で元々単価が安いケースがありますので、0円の電力会社の選択で損をすることもあります。
それぞれのライフスタイルや家族構成によって、使用量を踏まえて電力会社を検討されるのがベストだと言えるでしょう。