
エアコンのメンテナンスを怠ると、余計な電気代がかかる?
面倒臭いけれどやるべきエアコンの掃除
エアコンの効きが悪いと感じたときは、メンテナンスができていないケースが多いです。
ダニやカビ・埃などが詰まると、本来、発揮されるべき性能がきちんと機能しなくなります。風量が弱く感じるときも、フィルターが詰まっていることがあるので手入れをしなくてはなりません。性能が悪いまま起動させても、なかなか部屋の空気調整はうまくいかないものです。
そのために無駄に温度を上げたり下げたりしてしまい、電気代もかさんでしまいます。
快適に暮らすためなのはもちろんですが、本体機能を長持ちさせたり電気代節約につなげたりするためにも、掃除やメンテナンスは大切です。
フィルターの掃除後は、6.8%の電力量が削減
日常のメンテナンスとして、フィルターの掃除は非常に重要です。
フィルターには埃や花粉、ゴミなどが詰まりやすく、きちんと掃除しなければどんどん目詰まりしてしまいます。その結果、空気の循環がうまくいかず、思うように本体から風が出なくなるのです。
環境省の調査結果では、フィルターの掃除をする前と後では、6.8%電力量が削減していることがわかっています。さらにメンテナンスすることで電気代も、7円近くも安くなります。
フィルターは、掃除機で埃を吸い取ってからフィルターを外し、裏側からシャワーでゴミを洗い落としましょう。また、歯ブラシを使って、網目を掃除するのも一つのメンテナンス方法です。
忙しいときは、フィルターのゴミを掃除機で吸い取るだけでもよいですので、できる限りこまめに掃除したいものです。
吹き出し口も掃除しよう
フィルターと同様に埃が詰まりやすいのが、吹き出し口です。この部分が汚れていると、思うように風が出なかったり、風が臭く感じられたりすることもあるでしょう。
吹き出し口は、専用ブラシを使えば綺麗に掃除できます。雑巾で丁寧に拭くことも習慣付けたいものです。また掃除は、電源を抜いて行うようにしましょう。
使わない季節には、分解クリーニングを済ませておこう
綺麗好きな人でも、エアコンの内部まで徹底的に掃除するのはなかなか難しいものです。
エアコンをあまり使わない季節、あるいはこれから使い始めようという時期は、本格的に掃除をするチャンスです。
業者に頼んで、思い切って分解クリーニングをしてもらいましょう。完璧に掃除をしておけば、カビの発生を防げるうえに本体の運動効率がよくなります。
早くに故障してしまった場合は、修理や買い替え費用がかかって大変です。電気代を節約するためにも、エアコンを使う季節前はきちんとメンテナンスしておきたいですね。