
契約世帯数50万件!JCOM電力の引っ越し手続き方法をお伝えします
電力自由化で新規参入の会社
インターネットプロバイダーサービスや光回線を使った電話、テレビ、さらにはスマートフォン事業も手掛ける通信会社のJCOMは、電力自由化に伴って電気事業に参入した企業の一つです。
契約世帯は50万件を突破し、新規参入事業者としてはかなり人気の高い新たな電力販売業者となりましたが、その背景にはJCOMの通信サービスをすでに利用していた人にとって、電気の利用もお得になることが一番の理由と考えられます。
そんな人気の電気事業者になったJCOMと契約している場合に、引っ越しをすることになったらどのような手続きが必要になるのか、今後、引っ越しの予定がある人は事前に調べておくと慌てずに済むでしょう。
電力会社とは異なる点に注意が必要
引っ越しするにあたって、これまでの電力会社から異なる地域の電力会社へ移る場合には、退去先の電力供給をストップしてもらうよう手配することと、新しい住まいで電気が使えるように供給を開始してもらうようにするという、この2つの手続きが必要です。
供給停止と開通手続きを一度に行えますので、別々にする必要がなく、手間がかからないのがメリットです。また、切り替えの工事も特殊な場合を除いて立ち合う必要はなく、電力会社の方でやってくれます。
JCOM電力を利用している場合の引っ越しは、JCOM電力を供給する際に必要な専用機器を退去先から撤収し、引っ越した先へ再度設置する必要がある点が大きく異なるところです。
忘れないように事前に申し込んでおかないと、引っ越し先で電気が使えないということになってしまいます。
ただ、電力会社から供給してもらっている場合、電気が通るのは当たり前という感覚になってしまっていて、手続きをするのを忘れがちですが、JCOMの場合は機器を撤収したうえで、新しい住まいへ再設置しないといけないことから、手続き忘れの確率が低くなる点はメリットです。
とはいえ、忘れてしまうとすぐに利用できないうえに、再設置まで時間がかかることもありますので、たちまち生活が成り立たなくなります。引っ越しが決まったら1か月前を目安に、できるだけ早めに連絡を入れるようにしましょう。
特に、引っ越しシーズンと言える2月から4月にかけては工事の要請が殺到することから、サービスエンジニアがてんてこまいになります。引っ越した時点ですぐに再設置作業をしてもらうためにも、通常の電力会社よりも早めに手続きをしなくてはならないところは、JCOM電力利用で引っ越しするにあたっての要注意かつ最優先事項と言えるでしょう。
引っ越し先が決まっているならWEBサイトから簡単手続き
どこに再設置してもらうかの引っ越し先が決まっている場合は、WEBサイトで24時間いつでも受け付けてくれますので、手続きの方法そのものは簡単です。WEBでは心配という人は、オペレーターが答えてくれる電話での手続きもできます。
また、引っ越しにあたってJCOM加入者限定のJCOM引っ越し割というプランがあります。このプランに加入することで、電力を含むJCOMの様々なサービスが最大12か月間割引になるほか、地域によっては最大で24か月割引になるというのですから、検討して損はないでしょう。
引っ越し時だけの特別なサービスですので、さらにJCOMの利用がお得になります。
機器再設置後の電気の使用は
サービスエンジニアによる機器の再設置工事が完了したら、すぐに電気を使うことが可能です。家の中にあるアンペアブレーカーを入にすることで通電しますので、ブレーカーの操作について不安がある場合は、通電までの作業をサービスエンジニアにお願いするのがおすすめです。
通常は、エンジニアがきちんと通電しているかを確認するためにアンペアブレーカーを動かしますので、自分で操作を行う必要はほとんどありませんが、エンジニアが確認のために通電作業を行った場合は、念のため、これですべての部屋に電気が通電していますかと確認すると良いでしょう。
メインブレーカーを起動しているはずですが、場合によっては確認場所のブレーカーだけを入れている可能性もあるため、エンジニアが帰ってしまってから電気がつかない場所があって、パニックに陥るという事態を避けることができます。
また、関西電力と中国電力ではアンペアブレーカーがなく、代わりに漏電ブレーカーで通電を操作しています。漏電ブレーカーが切ってある場合は通電しませんので、漏電ブレーカーを入にすることで電気がつくようになることを知っておくと、こちらも慌てずに済むでしょう。
早め早めの手続きを!
通信サービスで契約者数を飛躍的に伸ばしているJCOMだけに、契約後に引っ越しをする人も増えていると考えられます。通信サービス利用にあたって専用の機器が必要になるのと同様に、電力利用にも専用の機器が必要です。
そのため、引っ越しをする場合には機器の撤収及び再設置が不可欠ですので、引っ越し当日に再設置をスムーズにしてもらい、すぐに電気が使えるようにするためには、早めの手続きが大切です。