都市ガスとプロパンガス 料金徹底比較!
価格の違い
日常生活に欠かせないライフラインの一つに、都市ガスあるいはプロパンガスがあります。
どちらか好きな方を選ぶことができますが、両者の違いをよく理解した上で選ぶ必要があります。
まず価格を比較した場合、圧倒的に前者が有利です。地域によって価格差がありますが、相場は前者が1kWhあたりの約30円であるのに対して、後者は1kWhあたり約50円となっています。
このような大きな価格差となるのは、両者のガスの種類が違うことや、ボンベを運ぶための運送費や人件費などが反映されていると考えられます。
誰でも安い方が良いと思うことでしょうが、地方では選択肢がなく選びようがないという場合も少なくありません。
このような場合は諦めるしかないのでしょうか。しかし、そんなことはありません。販売店は多数あるわけですから、販売店同士の価格を比較して、より安い方を選ぶようにすれば良いわけです。
これにより多少費用を抑えることができるでしょう。場合によっては販売店との間で価格交渉が可能なこともあるようです。
火力の違い
プロパンガスの料金は高いというのは確かなことですが、デメリットばかりかというと決してそうではありません。その証拠に都市ガスが通っている地域でもそれを選ばない人もいます。
その大きな理由の一つが火力の差です。プロパンガスは火力が強く、そのため一度にたくさんの火を使うことが多いレストランなどに向いているのです。
お風呂を沸かすときには時間を短縮することもできるでしょう。高いけれども火力が強い、このメリットを理解すれば多少なりとも納得できる部分があるかもしません。
また火力が強いだけでなく、災害に強いというメリットもあります。
大地震が来てパイプラインに被害が及ぶと、とたんにガスの供給がストップしてしまいます。東日本大震災でもこのトラブルが発生しました。
しかし、ボンベから供給されている家では問題がなかったのです。
暖かなお湯を沸かすことができたり、食事を作ったりすることができたわけです。
価格差を減らす努力
ところで、プロパンガスの料金を少しでも都心ガスに近づけるために、適正価格が発表されています。
地域によってばらつきはありますが、この適正価格に近い価格設定がなされているのであれば、安いと言って良いでしょう。
自由価格なので適正価格にしなければならないというものではありませんが、一つの目安が表示されることで、少しでも価格が下がることが期待されます。